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太陽光発電効率に革新を起こす:AstronergyのZBB-TOPCon相互接続技術
06-11 2025

高性能な太陽光ソリューションへの需要が高まる中で、「相互接続技術(インターコネクションテクノロジー)」の向上は、変換効率を高め、長期的な信頼性を確保する上での重要な差別化要素となっています。Astronergyは、従来のZBB設計を大きく進化させたZBB +キャリアフィルム技術を活用し、太陽電池セルの接続と性能の在り方を再定義しています。

このアプローチでは、流動性の低いキャリアフィルムを用いて、ZBBセルの表面に20本の金属リボンを精密に事前配置します。まずリボンを配置し、その上にキャリアフィルムを重ね、低温ラミネーション工程にてハンダ合金化を行うことで電流経路を確立します。

 

この技術の核心にあるのは、「電流収集モード」の最適化です。従来のようにバスバーとリボンで電流を流す設計とは異なり、リボンの設計そのものを最適化することで、セルの前面遮光面積を削減し、電流経路を最適化します。結果として、変換効率および全体性能の向上を実現します。


ZBB +キャリアフィルム技術には、以下の4つの主要なメリットがあります:

・低温加工によるゼロハンダストレス:マイクロクラックのリスクを軽減し、信頼性を向上

・リボンとセル間の高い接着強度:機械的耐久性を確保

・プロセスの簡素化:高い自動化とエネルギー収率の向上をサポート

・次世代セル技術および材料との高い互換性

 

ZBB-TOPCon技術のリードとして、Astronergyは今後も技術革新への投資を継続し、高効率・低炭素の製品による持続可能な未来の実現を支えてまいります。