このたび、Astronergyが設定した科学的カーボン削減目標が、世界的な科学に基づく目標設定イニシアチブ「SBTi(Science Based Targets initiative)」によって正式に承認されました。これは、Astronergyの低炭素戦略が国際基準と整合し、当社が今後10年間にわたり、SBTiの承認を受けた目標に基づき着実に温室効果ガスの排出削減を進め、世界的な気候ガバナンスに積極的に貢献していくことを示しています。
Astronergyは2023年にSBTiへの参加を表明し、要件に従い2年以内に科学的カーボン削減目標の策定を完了しました。2025年7月15日、SBTiより「目標承認書」と「検証レポート」を正式に受領し、公式認証を取得しました。目標は7月24日にSBTi公式サイトにて公示され、Astronergyは企業のサステナビリティ構築において新たな段階へと踏み出しました。
SBTiの厳格な審査を経て承認された目標に基づき、Astronergyは次のように明確にコミットしています:基準年を2024年とし、2034年までにScope1(直接排出:固定燃焼、移動体燃焼、漏洩、工程排出)およびScope2(間接排出:購入した電力や熱エネルギー)の温室効果ガス排出量を58.8%削減すること。また、製品1単位あたりのScope3(購入した製品・サービス)による排出量を63.8%削減すること。
SBTiは、CDP(カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト)、WRI(世界資源研究所)、UNGC(国連グローバル・コンパクト)、WWF(世界自然保護基金)によって共同設立された国際的な枠組みであり、企業が気候科学に基づいた温室効果ガス排出削減目標を設定するための明確なガイドラインを提供しています。企業の削減目標が、パリ協定の掲げる「気温上昇を2℃未満に抑える」目標と整合しているかを検証し、これまでApple(アップル)、IKEA(イケア)、Tencent(テンセント)など、数多くの世界的企業がSBTi認証を取得しています。
グリーンDNAを持つ再生可能エネルギー企業として、AstronergyはSBTiに入会参加する前から、製品の研究開発・設計、スマート製造、製品リサイクルに至るまで、ライフサイクル全体とバリューチェーン全体にわたるカーボン削減体制を構築してきました。その持続可能な取り組みは、国際的にも高く評価されており、EcoVadisのサステナビリティ評価においては、世界の95%の企業を上回るスコアでゴールド評価を獲得し、業界における脱炭素リーダーシップを示しました。
SBTiは企業のグリーントランスフォーメーション(GX)に向けた明確な行動指針を提供するものであり、Astronergyにとってはグローバル市場におけるグリーン競争力をさらに高めることにもなっています。今後10年間の削減ロードマップの着実な推進により、Astronergyは自社の事業運営とバリューチェーン全体の環境負荷を大幅に低減させると同時に、太陽光発電産業全体がよりグリーンで、低炭素、かつ持続可能な方向へと加速するための原動力となります。